2016年8月1日月曜日

あの激闘を振り返って(1)

 
みなさまこんにちは。わたくしはエドワードの名でヒストリアカップ2016に出場し,タマタマ準優勝出来ました。決勝でボロ負けしちゃいましたが,皆様の前で実力ナッシーぶりが露呈してしまいお恥ずかしい…
 今回は何回に記事を区切るか決めていませんが,1回目は私が使用したポケモンたちの紹介としたいと思います。
50マルマイン,51サンダース,54フーディン,50ケンタロス,53ルージュラ,51ラプラス
すばやさ順に並べると上3体がことごとく黄色いので目がチカチカする。表の作成はめんどくさいから略。
ご覧の通り,あまり見かけないタイプのレベル配分と思います。50-51-54を基調として,ルージュラのレベルを1下げたみたいなイメージです。個人的には,この変則的な編成を皆様の前で披露出来て嬉しいです。負けたけど。
 まずこのパーティを組む際に考えたのが「スターミーとケンタロスを使わずに組む」「55スターミー(すばやさ182)よりすばやさの高いポケモンを3体入れる」でした。 55スターミーをレベル50から55の枠の中で確実に抜かすことのできるポケモンは,マルマイン(レベル問わず),サンダース・プテラ(レベル51以上),フーディン・ダグトリオ(レベル54以上)の5体しか居ません。さらに困ったことに,プテラは当時まともな技を覚えないので,スターミーに後出しからですら止められてしまう始末。というわけで,50マルマイン・51サンダースは確定。フーディンとダグトリオをどちらにするか迷いましたが,単に使ってみたかったという理由でフーディンとしました。
  次に氷タイプを2体突っ込み,片方をルージュラにするところまでは決まっていたのですが,レベル配分に迷いました。氷タイプはそもそも種族の数が少ないのでミラーマッチが頻発し,かつ素早さの高い側が有利となるからです。個人的に,こおり状態にならない氷ポケモンは先制して眠らせたいという思いがあったため,ラプラスに無理矢理歌うを搭載した挙句,ラプラスとルージュラでレベルを分け合うことにしました。選出の幅を狭めないようレベルの合計を104にする際,「53ルージュラと50ラプラスのどちらが沢山居るか,おそらく後者だろう」と判断し,ラプラスを51,ルージュラを53としています。
 この5体を決めた後,長らく空位だった6体目の枠ですが,相手側がルージュラとラッキーを先発して来たときに厳しいと気づき, 穴埋めする目的で50ケンタロスを入れました。50ゲンガーでも良かったのですが,地面弱点を3体入れるのが嫌だったのと,物理攻撃のできるポケモンが他に少なすぎるのと,様々な理由から50ケンタロスと相成りました。ケンタロスを外したはずが,結局ケンタロスに戻ってくるあたり,ケンタロスは汎用性が高いと感じます。
 ここからは個別に書きます。

1.50マルマイン
 ご覧の通り最速が持ち味のポケモン。もともと(ゴローニャ・サイドン以外の)地面への交代読みで嫌な音を搭載させるつもりが,時間が無くてえりきゃんオフからの流用となりました。準決勝で2回大爆発してダグトリオと相討ちになったのは内緒。
 特殊の個体値が3しか無いにも関わらず,ケンタロスの吹雪を食らっても思ったほどダメージを受けず,運よく氷状態にもほとんどならなかった(その前に大爆発できた)ので,予想以上に活躍できました。
 レベル配分上はどのポケモンとも組み合わせられる一方,実はサンダースと組んで出したことが1度もありませんでした。ゴローニャ・サイドン・ナッシーが予想以上にいっぱいいて,2体の同時選出は予想以上にキツかったです。

2.51サンダース
 ご覧の通り,地面タイプには完全にお手上げ状態のポケモン。マルマインとは毛色が異なり,持久戦になりがちな技構成となっています。予選で1回だけ(相手もサンダースで)わるあがき合戦が発生し,相手側がすなかけ持ってたので負けたかと思いましたが,レベルがこちらが51,相手側が50だったので,すばやさの差で辛くも逃げ切った形となりました。もともとレベル53で使い,二度蹴り急所→破壊光線でラッキーを倒そうと考えながら厳選してたのですが,廃案となり攻撃の個体値15だけが残りました。育成中は「なんで使わない攻撃なんかに個体値15が…」と何度も思ったのですが,まさかこんなところで役に立つとは。個人的にはポケモンのグラフィックという点で青版の絵が好きなのですが,わるあがきが出ない仕様を耳にして泣く泣くピカチュウ版に移動し,対戦に臨んでいます。
 1回のわるあがき合戦のことしか書いてませんが,あれ負けてたら決勝行けませんでした。この1匹が分水嶺になったような気がしてなりません。

3.54フーディン
 55スターミーを抜かすレベル配分にしたところで,このルールは凍ったら負けなので,何か手はないかと思案していたところ,身代わりが確率7/39で55スターミーの吹雪を耐えることに気づきました。急所とはずれを考慮すると,スターミーが吹雪を選択して身代わりが壊れない確率は約22.8%となります。これで吹雪のPPを無理矢理削りきることが(運が良ければ)可能となります。
 第四世代のガブリアスを見て思いついたようなものなので,特殊の実数値201から取って「201フーディン」と勝手に呼んでいます。身代わり連打でスターミーの吹雪を上記の確率でかわすには,HP173・特殊201(両方とも個体値15)が必要です。HPが14以下だと身代わりが4回貼れなくなるかHP不足に陥り,かといって特殊が13(実数値199)以下だと身代わりの受けるダメージが跳ね上がって失敗になります。なおかつ素早さも15でなければならないので,確率1/1024の個体を引く必要がありますが,ここにフーディンが(おそらく)全ポケモン中一番厳選が楽であるという長所が光ります。元手23000円で十字キー押さずにいっぺんに5体厳選できるので「タマムシシティ集団面接」,HPの実数値が37じゃないと中身も見ずにいきなりリセットになるので「顔採用」と個人的に呼んでたのは内緒。これがやりたいがために,個体値FFFFDなるケーシィを引いたのに使わないくらいには徹底しました。さすがにレポートして23000円稼ぎに四天王のところに行きましたが,いまだに彼はユンゲラーレベル17のままです(苦笑)。まあ立ち回りの都合上4回目の身代わりを貼らずに自己再生するパターンが多い(5回目の吹雪が急所に当たると乱数で落とされるため)ので,両方個体値14(HP172,特殊200)でも問題はないかもしれませんが。
 とはいえ,スターミー側が小さくなるを持っていた場合は勝負がつかなくなり,ただでさえ攻撃の種族値も個体値も低いこの個体では勝てないと判断しました。 そこで登場したのが「ものまね」。当時の特殊攻撃は技と同じタイプに向かって打つと軒並み半減なので,ものまねで相手のタイプ一致技を引くと「ハズレ」という認識でおります。しかし,タイプ一致技をことごとく忘れてしまいがちなスターミーは別。吹雪をコピーすれば素早さの差で有利,10まんボルトを引けば確定で二発となります。小さくなるなら無理矢理相討ちにするしかなく,自己再生を引くと最後には負けてしまう気がしますが,ものまねは交代すると元に戻る仕様なので,もう1回引き直しに行けばよいと判断しています。
 実戦はというとそもそも1度もスターミーと対面しませんでしたので,ものまねの出番はありませんでした。さらに,55ケンタロスとの対面は若干不利なのにしょっちゅう発生して正直困りました。ただし,ルージュラの吹雪を2回削り切るなど,思わぬ活躍をしてくれました。
 エキシビジョンマッチで55身代わりフーディンが登場したため,身代わりフーディンの存在は対戦開始前に明らかになりましたが,ソラさんが使用されているのを見て安心しました。その分対戦開始前にバレちゃいましたが(苦笑),なんとか活躍できてよかったです。

4.50ケンタロス
 最後に慌てて厳選した個体につき,攻撃の個体値が7しかありません。そんな彼の短所を補うべくつのドリルを投入。50ケンタロスはすべての氷タイプポケモンよりも素早さが高いため,氷タイプにはつのドリル,それ以外には吹雪を打つだけで3割打者の地位を確立します。のしかかりを含めると3割に賭ける姿勢がやたらと目立つため,当時のY新聞夕刊にあやかって「サンワリ君」と呼んでたのは内緒。
 しかし,最低レベルにつきゲンガーとの対面では不利を取られてしまい, 高レベルケンタロスに吹雪→凍ったら影分身と打たれると大幅に不利になってしまいます。たまたま影分身ケンタロスに一度も当らなかったのが救いでした。ちなみに,氷対策はラプラスに取られてしまったので,つのドリルの出番はありませんでした()
 後出し性能が無いので,先鋒に用途が限られてしまいましたが,マルマインと五分で先鋒を分け合うことになったので,思ったより活躍できました。また,彼の影響なのか,相手側のルージュラ・ラッキー先鋒というパターンに当たらなかったので,選出回数以上の活躍が出来たと思います。この技構成だとルージュラ・ラッキーには逆に不利になるので,もはやハッタリに近いですね。

5.53ルージュラ
 サンダースやラプラスとのレベルの取り合いの末,余ったレベルをすべてルージュラに振った形であり,レベルは53となっています。ここぞとばかりに先制悪魔のキッス…と言いたいところでしたが,思った以上にフーディンに出番を取られてしまいました。特に相手ゲンガー・ダグトリオに対してはフーディンで対抗することを強いられ,意外と出番がありませんでした。 その出番もケンタロスの破壊光線を急所に当てられたり,悪魔のキッスを外したり,あまりいいところを見せられませんでした。カウンターでマルマインとのコンボを狙いに行こうとするも,そういう時に限ってサンダースと同時に選出していたりと不発に終わってしまいました。カウンターは今思うと,影分身か身代わりの方が使い勝手が良かった気がしています。
 それでも,ルージュラのレベルの取り合いでは,少なくとも選出時のプレッシャーという意味でかなり有利を取れた気がするので,選出回数以上の活躍を見せてくれた気がします。

6.51ラプラス
 50ラプラスは紛れもなくたくさんいるだろうということで51ラプラスとしています。なので耐久調整とか特に考えてません。ルージュラへの交代読みが何かしら必要と思い,のしかかりと歌うで迷いましたが,ルージュラを眠らせたら大がつく金星なので歌うを採用しています。
 しかしルージュラへの交代読みで打った歌うはことごとく外れているので,狙ったようには動いていません。それでも最後の最後でワンチャンスを強引に作り出したりと,歌うが外れていたら負けていた試合が何回もあったので,活躍の場が多かったなあという印象です。思い返せば一番多く選出していたかもしれません。吹雪を持っているサイドンに対する後出しまで含めて考えていたはずなのですが,結局後出しの機会がありませんでした。
 なお「ねむる」は,影分身を持ってないので完全にフリーザー対策用でした。10万ボルトを搭載していたからこそ勝てた試合もいくつかあったので,もうすこし技構成を悩んでもよかったかもしれません。
 とりあえず,パルシェンやニドキング・ニドクインと当たらなくてよかったです。


 以上,長くなりましたが個別紹介でした。フーディンの項目だけ長いですがあまりお気になさらず。
 次回は一戦一戦に焦点を当てて書きたいと思います。すでに何試合か記憶が定かでないので,必死こいて思い出す必要があります。カードの「思い出させる」が欲しいです。

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